南宮山【南宮山、朝倉山周回】

今年も終わりですね。
今年最後の登山に南宮山に登ってみました。

南宮山は、関ヶ原の戦いで、毛利秀元が陣を敷いたお山です。

毛利秀元は、毛利元清の次男ですが、毛利輝元が後継ぎがいないということで、輝元の養子に入ります。
結局、その後毛利輝元に秀就(松寿丸)が誕生したため、後継ぎを辞退します。
この年の2月に、秀吉の養女大善院と結婚しています。

1597年慶長の役では毛利軍3万の総大将となり、吉川広家、加藤清正らとともに朝鮮の黄石山城を陥落させます。
1599年帰国した秀元は、正式に別家を創設し、長門一国・周防吉敷郡と父の遺領を合わせ17万石余りを分知され、安国事恵瓊の後見を受けます。

1600年関ヶ原の戦いで、西軍として、南宮山に陣を敷きますが、先陣を務める吉川広家(東軍と内通)が出撃に反対して道を開けなかったため、傍観することとなります。
結局、関ヶ原の戦いは小早川秀明が戦闘中に寝返り、たった一日で、西軍が敗北して終了します。

今回は、この関ヶ原の合戦の舞台となった南宮山を周回してみようと思います。
安国事恵瓊の陣跡から、毛利秀元陣跡までは、南宮山ハイキングコースとして整備されて歩きやすいですが、毛利秀元陣から南宮山頂、稜線を周回し、朝倉山真禅院までは、バリエーションルートとなっています。
もし、歩かれる方は、山歩きに慣れている人と一緒に、きちんとルーファイしながら行ってください。


南宮山は、岐阜県不破郡垂井町にある南宮大社が登山口となります。

001_R_201912291409460ad.jpg
南宮山駐車場。ここからスタートします(8:59)

002_R_20191229141207ea2.jpg
綺麗なトイレもありますよ。

004_R_20191229141242868.jpg
南宮大社の楼門。
せっかくなので、お参りをしていきましょう。

005_R_20191229141832bb6.jpg
今年も一年無事に登山を楽しむことが出来ました。ありがとう^^

008_R_2019122914200642c.jpg
お参りを終えると、弓道場の隣を通って、登山口を目指します。

010_R_20191229142103694.jpg
南宮山ハイキングコースの入り口は、安国寺恵瓊の陣跡です。
安国寺恵瓊は、毛利秀元の後見人で、禅僧です。
禅僧としても、南禅寺の住職となり、禅宗の最高位の高僧です。
羽柴秀吉の中国攻めの時、毛利側の外交僧として黒田官兵衛と折衝し、あの有名な「秀吉の中国大返し」を演出します。
関ヶ原の戦いでは、秀元の前に布陣しますが、恵瓊のすぐ前に布陣している吉川広家が動かなかったため、何もできず終わっています。

関ヶ原の戦いで、毛利側の将として参戦したわけですが、同じく動かなかった吉川広家や秀元とは異なり、関ヶ原の戦い後、石田光成と一緒に京都六条河原で斬首されます。

これには諸説あるようですが、西軍の総大将として輝元を担ぎ上げ、毛利の中で育った外交僧なので、家康からすると邪魔な存在だったのかもしれません。もちろん吉川広家は内通していて、家康からすれば東軍勝利の立役者だったから吉川広家は罰せられなかったのかもしれませんが。

そもそも、西軍の総大将は毛利輝元だったわけですが、関ヶ原の戦いには参戦していません。
西軍は総大将も戦場にいないわけで、とても統制が取れてたとは思えませんね。

この南宮山は、石田光成の陣が敷かれた家康の陣の後ろになります。
もし、石田光成のところに、輝元がいて、秀元が南宮山を駆け下り、家康の後ろをついたら、おそらく西軍勝利となったでしょう。
この関ヶ原の戦いの状況を家康が作り出した時点で、東軍勝利は決まっていたんでしょうね。

013_R_2019122914582045b.jpg
今日もいい天気ですね。

018_R_20191229145901896.jpg
杉の御神木。結構な幹回りがあります。

021_R_20191229150217c03.jpg
高山神社と子安神社。

022_R_20191229162751fc2.jpg
このあたりはだいぶ斜度も落ちて、歩きやすいですね。

024_R_201912291628376fa.jpg
毛利秀元陣跡到着(9:56)

028_R_201912291629494b9.jpg
今日は、いい天気だけど、ちょっとガスがかかってるかな。

026_R_20191229163046b50.jpg
恵那山もきれいに見えます。

030_R_201912291631553fb.jpg
ここからはバリエーションルートになります。踏み跡はそこそこしっかりしてますが、不明瞭な所も多いので気を付けて進みましょう。
稜線を歩き、南宮山頂を目指します。

031_R_20191229163412feb.jpg
一度下ったあと登り返します。稜線歩きはアップダウンの繰り返しですね。

035_R_20191229163611a85.jpg
踏み跡は落ち葉に埋もれて、見えにくくなってますね。

037_R_20191229163653db0.jpg
登り返しの部分が結構急だったり、踏み跡が薄かったりしました。

038_R_20191229163816c24.jpg
南宮山山頂到着(10:27)
頂上に景観等はありません。もっと立派な山頂碑だといいのにな(^-^;

039_R_20191229164030ca0.jpg
二等三角点「牧田村」

040_R_20191229164213498.jpg
まだ、10時半なので、おやつ。
「なごやん」昔はよく食べてたけど、最近は買ったことないので買ってみました。

043_R_201912291643336d8.jpg
ここから稜線を進んでいきます。この稜線は、最終的に徳川家康最初陣地まで続いていますが、踏み跡もテープも頼りにならないので、稜線を外さないよう歩いていきます。朝倉山への稜線と合流するまで歩いていきます。

045_R_2019122916463756f.jpg
ルートはそんなに難しくないと思いますが、鞍部からの登り返しの踏み跡が分かりにくく、取りつきに迷うようなところがあったけど、基本的には稜線を外さなければ問題ありません。

048_R_20191229164903b43.jpg
たまにテープを見つけるとホッとします(笑)

049_R_20191229165038485.jpg
ただ稜線歩きは明るいし、気持ちいいですね。

051_R_20191229165120312.jpg
たまに申し訳なけなさそうに道を作ってたり(笑)

054_R_201912291652334f6.jpg
樹に黄色い印。右に行くと、朝倉山に向かう尾根となります。

057_R_20191229165404e8b.jpg
途中急勾配がありますが、ジグザグに降りたような踏み跡があったので、そう難しくありません。

061_R_201912291655383cf.jpg
急勾配を降りた後は比較的なだらかな稜線になります。

063_R_20191229165636b7b.jpg
朝倉山手前で登り返しとなります。

064_R_20191229165708a6a.jpg
朝倉山山頂。
テープがあったので気づきましたが、この山頂碑だけだとたぶん見逃します(笑)

066_R_201912291658432da.jpg
ここから真禅院までは、テープがしっかりありました。

067_R_20191229165944c55.jpg
若干急な所もありますが、特に問題ありません。

070_R_20191229170027e68.jpg
下りきると、朝倉山真禅院横に出ます。

072_R_20191229170127682.jpg
朝倉山真禅院。西美濃三十三霊場第十七札所。
神仏分離に伴い、南宮大社より分離したお寺さんです。

074_R_20191229170733d63.jpg
建物も南宮大社と同じ朱色の建物です。

075_R_20191229170822095.jpg
ここから、南宮山駐車場までは、舗装路を歩いていきます。

077_R_20191229170900e76.jpg
途中、吉川広家(きっかわひろいえ)陣跡。
吉川広家は毛利元就の次男吉川元春の子です。
関ヶ原の戦いでは、西軍の敗北を予想し、総大将毛利輝元だったため、主家を守るべく東軍に内通し、秀元17,000を足止めし参戦させないように自軍3,000を動かしませんでした。
安国寺恵瓊、長宗我部盛親、毛利秀元より進軍を打診されるも、弁当を食べてるから動けない(宰相殿の空弁当)といい出陣しませんでした。
結局、西軍は敗退し、毛利輝元は大幅に領地を没収されることとなりました。
ただし、もし、吉川広家が、毛利軍30,000を足止めせず、西軍が敗北していたら、領地没収だけでは済まなかったでしょうね。

078_R_201912291724093ff.jpg
御嶽山が見えますね。いい天気です。

079_R_20191229172437408.jpg
駐車場戻り(11:58)

南宮山は、関ヶ原の合戦では、重要な要所です。
たまには、日本の大きな転機となった戦の中身に触れながら歩くのも面白いと思いますよ(^-^)

今日も一日楽しかった。やっぱり山はいいね(*´∀`人 ♪

今年も終わりですね。みなさん、よいお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いします。




南宮山         419m
毛利秀元陣跡     404m
沿面距離        7.5km
累積標高        651m
総時間         3時間4分




20191229南宮山地図データ

20191229南宮山標高データ

関連記事

コメント

非公開コメント

戦国時代

先日戦国武将のランキングやってました!!
歴史の道、お山歩きも楽しいでしょね~~
来年もよろしくお願いいたします

Re: 戦国時代

ナリさん、こんにちは。

> 先日戦国武将のランキングやってました!!
> 歴史の道、お山歩きも楽しいでしょね~~
> 来年もよろしくお願いいたします

大垣は関ヶ原に近いので、付近の山は、関ヶ原の陣が敷かれてたところが多いです。
そんなこと考えて歩くのも面白いですよ。

来年もよろしくお願いします。

皆勤賞

やまびこさん。こんばんは~

12月は毎週お山に登られたようで皆勤賞ですね
私はこのところ滑るばっかりで山歩きはご無沙汰です(;^_^A

南宮山は久しくお出かけしてないですが
初詣にお邪魔してこようと思います

良い年をお迎えくださいね

Re: 皆勤賞

kappaさん、こんにちは。

> やまびこさん。こんばんは~
>
> 12月は毎週お山に登られたようで皆勤賞ですね
> 私はこのところ滑るばっかりで山歩きはご無沙汰です(;^_^A
>
> 南宮山は久しくお出かけしてないですが
> 初詣にお邪魔してこようと思います
>
> 良い年をお迎えくださいね

kappaさん、こんにちは。
夏より、水分が少なくてもいい冬は登りやすくていいですね。
寒いけど(^-^;

今年もよろしくお願いします。

こんばんは。

明けましておめでとうございます。

これは参考になります(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
春になったら関ヶ原古戦場のお山は登りたいですね。
三成の笹尾山や大谷吉継のお墓などはまわったことがあるんですよ~。懐かしい^^

令和2年も楽しく怪我なく行きましょうね。
今年もよろしくお願いします。

Re: こんばんは。

ゲンジさん、明けましておめでとうございます。

> 明けましておめでとうございます。
>
> これは参考になります(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
> 春になったら関ヶ原古戦場のお山は登りたいですね。
> 三成の笹尾山や大谷吉継のお墓などはまわったことがあるんですよ~。懐かしい^^

そのお山の歴史について調べると、結構面白いことがあります。
関ヶ原の合戦は天下分け目と言いながら、1日で終わるという変な戦です。
指揮官が不在な西軍や、関ヶ原が主戦場にもかかわらず、日本中で戦をしていたり・・・
たまにはそういうものに触れてみるのもいいですね。

> 令和2年も楽しく怪我なく行きましょうね。
> 今年もよろしくお願いします。

お互い怪我なく今年も登っていきましょう。
今年もよろしくお願いします。